涙やけの原因はさまざま…
「うちの子は若いときから涙やけがある」
「ご飯を変えたら涙やけができた」
「目に炎症が起きてから涙やけが出るようになった」などなど…
同じ涙やけの症状でも、原因はその子によって本当にさまざま!
愛犬に涙やけができてしまったときに、まずは何を考えるべきか、実は危ない病気を見逃していないかをお伝えします!
涙が溢れてしまう4つの原因
涙は常に涙腺から分泌され、鼻涙管を通り鼻腔に排出されています
涙やけの原因、すなわち涙が目から溢れてしまう理由は大きく4つあります!
- 涙の産生量が多い
- 目に炎症が起きている(結膜炎やアレルギーなど)
- 目元の毛やアレルゲン(花粉や埃など)が刺激になっている
- 涙の排出路が詰まっている
- 鼻涙管閉塞が起きている(隠れた原因として多い!)
- 涙を溜めにくい目元の構造をしている
- まぶたの反り返りや巻き込みが起きている(眼瞼内反症など)
- 涙を保持しずらい涙の性質をしている
- マイボーム機能不全症(目が大きいわんちゃんで多い)
なぜ無色の涙で毛に色付くのか?
涙で濡れた毛に色がついてしまう理由は大きく2つあります!
- 涙で湿った被毛や皮膚に雑菌が繁殖し、色素が沈着してしまう
- 涙やけは毛が濡れた状態が継続すると発生しやすくなる!
- 涙中の酸化したポルフィリン(赤褐色)が付着する
- 涙にはごく少量の赤血球が含まれている!
涙やけを放置するとどうなるの?
涙で被毛が濡れた状態が続くと、非常に不衛生な環境になってしまう…
- 「薄ピンク→茶色→焦茶色」と色がどんどん変化する
- 濡れた状態が続くと雑菌が繁殖し匂いが発生
- 最終的には皮膚バリアが破綻し脱毛や皮膚炎に発展!
涙やけの原因を探そう!
自宅でできること
まずは以下の点をチェックしてみよう!
- まずは眼に毛が当たっていないかを確認
- 毛が当たっていそうなら適宜、カットや束ねるなどして対応
- 眼に炎症が起きていないかを確認
- 白眼が赤い、よく目を擦っている、シバシバすることが多いなどが眼を気にしているときのサイン
涙やけが悪化するようなら、早めに動物病院を受診しよう!
動物病院でできること
動物病院で行う涙やけの検査には、以下のようなものがある!
- 異所性睫毛(逆さまつげ)を確認
- まぶたや第三眼瞼の裏に毛が生えている場合もあるので注意して診ている
- フルオレセイン染色で眼の表面の傷を確認
- 染色液がしっかり鼻に抜けるかどうかも大事なポイントになる
涙やけが悪化するようなら、早めに動物病院を受診しよう!
涙やけを治すためにできること
動物病院で行う涙やけの検査には、以下のようなものがある!
- 早めに動物病院を受診し、まずは原因を探すことが大切
- はっきりとした原因が特定できずに、鼻涙管閉塞やアレルギー疑いと診断される場合も多い
- 濡れた状態が継続しないように、自宅でこまめに拭いて清潔な状態を保つ
- まずは少し暖かい濡れタオルで拭くことがオススメ!
食事内容を変えてみるのも1つの手ではあるが、
涙やけが悪化するようならできるだけ早めに動物病院を受診して、獣医師からのアドバイスをもらおう!
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